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カタールW杯での日本代表の躍進は素晴らしいの一言でしたね!
惜しくもベスト16でクロアチアに敗れはしましたが、スペインやドイツとの死の組と言われていたグループEを見事突破し、決勝トーナメント進出を果たしたことは多くの人に感動と勇気を与えてくれたと思います。
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また少し気が早いですが、次回の2026年W杯について概要を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
今回の記事では、サッカーを見ていると耳にするFIFAランクについてのまとめと、日本のFIFAランクがW杯後に上がるのか考察してみたので是非ご覧ください。
FIFAランクとは
FIFA世界ランキングとは、国際サッカー連盟 (FIFA) により発表される代表チームのランキング。ポイント制を採用しており、FIFA公認の全国際試合の結果に基づいてポイントが付与され、発表される。(ウィキペディアより抜粋)
上記の通りウィキペディアにもあるように、FIFAから発表される各国の代表チームのランキングのことです。
1993年からFIFAランキングの発表は始まっており、各国の代表チームの強さを数値で表したものになります。
発表時期
大体毎月更新されており、前回集計時はW杯開催前の10月6日で、次回はW杯終了後の12月22日に集計される予定となっています。
ランキングの集計方法
集計方法は以下の式で行われています。
1試合で-50から+60の範囲内ですが、W杯や大陸選手権本大会の決勝トーナメントの試合では、加算のみが行われます。
加算 or 減算ポイント = ①試合の重要度 ×(②試合結果 – ③試合の期待結果)
少し難しいですが①、②、③とそれぞれ以下のような内容になっています。
①試合の重要度:
・5p:国際Aマッチ以外の親善試合
・10p:国際Aマッチの親善試合
・15p:各ネーションズリーグのグループステージ
・25p:各大陸選手権予選とFIFAワールドカップ各大陸予選など
・35p:各大陸選手権本大会の準々決勝以前の全試合
・40p:各大陸選手権本大会準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝
・50p:FIFAワールドカップ本大会準々決勝以前の全試合
・60p:FIFAワールドカップ本大会準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝
※pはポイント
②試合結果:
・勝ち:1
・PK戦による勝ち:0.75
・引き分け・PK戦による負け:0.5
・負け:0
③試合の期待結果:
1 ÷(10^+1)
※^=累乗=(X÷600)
※X=(相手チームの試合前のポイント)ー(自チームの試合前のポイント)
計算式はやや複雑ですが、特徴としては以下の通りです。
・期待結果は、1未満の正数
・相手のポイントが高いほど0(負け)に近く、低いほど1(勝ち)に近い数字になる
・両チームが同じ順位の場合は、それぞれ0.5になる
例として今回のワールドカップで日本代表がドイツに勝ったためそのポイントを計算してみると、
①はW杯グループリーグなので50p、②は勝ったので1、③のXの値はドイツのFIFAランクポイントが1650.21で日本は1559.54であるので、X=90.67
よって③≒0.41
50p × (1 – 0.41) = 29.5p がドイツに勝った結果加算されることになります。
計算内容は端折ったので正確ではないかもしれませんが、大体の目安と思っていただけると幸いです、、
現在のFIFAランク(1位~30位)
2022年10月6日時点での集計結果の1位〜30位までの順位はこのようになっています。
※赤字はカタールワールドカップ出場国
順位 | 国名 | ポイント |
1 | ブラジル | 1841.3 |
2 | ベルギー | 1816.71 |
3 | アルゼンチン | 1773.88 |
4 | フランス | 1759.78 |
5 | イングランド | 1728.47 |
6 | イタリア | 1726.14 |
7 | スペイン | 1715.22 |
8 | オランダ | 1694.51 |
9 | ポルトガル | 1676.56 |
10 | デンマーク | 1666.57 |
11 | ドイツ | 1650.21 |
12 | クロアチア | 1645.64 |
13 | メキシコ | 1644.89 |
14 | ウルグアイ | 1638.71 |
15 | スイス | 1635.92 |
16 | アメリカ | 1627.48 |
17 | コロンビア | 1611.04 |
18 | セネガル | 1584.38 |
19 | ウェールズ | 1569.82 |
20 | イラン | 1564.61 |
21 | セルビア | 1563.62 |
22 | モロッコ | 1563.5 |
23 | ペルー | 1561.01 |
24 | 日本 | 1559.54 |
25 | スウェーデン | 1553.33 |
26 | ポーランド | 1548.59 |
27 | ウクライナ | 1536.99 |
28 | 韓国 | 1530.3 |
29 | チリ | 1509.61 |
30 | チュニジア | 1507.54 |
こうみると上位国はやはりほとんどがW杯に出場していますし、決勝トーナメントに残っている国々ですね。
ただ日本より上位国でもイタリア・コロンビアのようにW杯に出場していない国や、グループリーグで早期敗退している国もいるので、日本のランクアップも次回のFIFAランク集計では十分あり得ます。
ちなみに10月6日時点で22位となっているモロッコは、今回のワールドカップでの躍進は凄まじいので、日本よりも大幅な順位アップが予想されます。
日本代表のFIFAランクはどうなる?
グループリーグ終了時点で日本は上位国のドイツとスペインに勝利、下位国のコスタリカに敗北しています。
ざっくりとした計算ですが、ドイツ勝利で+29.5p、コスタリカ戦敗北で-27.5p、スペイン戦勝利で+32.5pとなり、少なくとも35pくらいが日本に加算される計算になります。(間違っていたらすいません、、)
W杯後の順位予想
10月6日時点のランキングを見ると、19位ウェールズが日本の+10pの位置なのでそれ以上には行くと思っていて、少なくとも20位以内には昇格するだろうと思ってます。
そうなると現時点でアジア最高位のイランを抜くことになるので、アジア最高位が日本になります!
日本代表の過去最高順位
日本代表のFIFAランク過去最高位は、1998年の2月と3月に記録した9位です。
1998年といえばフランスW杯に日本がW杯初出場した年でもあり、強かったんだなと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、当時日本はグループステージ全敗しております。
ではなぜ9位だったのかというと、今のポイント計算方法ではなく、試合数を多くこなすとポイントが加算される仕組みになっていたため、あまり強さには関係のない数字となっておりました。
現在の計算方法になってからは、2011年4月に記録した13位が日本代表の最高順位となっています。
まとめ
・FIFAランクとは、FIFAから発表される各国の代表チームのランキングのこと
・毎月FIFAから出されている集計方法で各国ポイントが集計されている
・W杯開催前時点で日本のFIFAランクは24位(アジア2位)
・W杯後は20位以内に入れる可能性がある(アジア1位)
・日本の歴代最高位は13位(過去の計測方法では9位)
・次回ランキング集計はW杯が終わった後の12月22日
W杯後に日本代表のFIFAランクが上がるのか考察してみました。
結構複雑な計算式ですが、簡単にいえば大きな大会で格上を倒せば大きく上がるし、負ければ大きく下がるということですね。
日本は既にW杯敗退が決定していますが、集計後の順位が上がることは間違い無いので結果が待ち遠しいですね^^
以上
追記:日本代表FIFAランク20位になりました!
12月22日に最新のFIFAランクが発表されました。
日本は4つ順位を上げ20位となりました!アジア最高達成ですね^^
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